オーディション応募用写真の撮り方にはコツがあります
オーディションを受ける時に必要な写真は、バストから上の写真と全身写真の2枚です。それぞれの写真を撮る時のポイントがあります。
バストより上の写真を撮る時は、顔が中心に来るような位置取りにします。髪型や髪の長さが分かるような写真にしましょう。ロングヘアの場合、全身写真を見れば分かるので、必ずしも全部髪の毛が写っていなくても大丈夫です。顔を正面に向けて、目力のある自然な表情の写真を撮影しましょう。顔は角度を少し変えるだけで、表情が変わってきますので、自分が一番魅力的に見える角度を探ってみましょう。女性の場合は、歯が見えており自然な表情であるのが良いですが、笑うのが得意でない場合は、歯を見せずに口角が上がっているものでも大丈夫です。男性の場合は、アイドルになりたいのでなければ特に笑顔の写真でなくても大丈夫です。目力を意識した男性らしい真剣な表情、または微笑んだ写真が良い印象となる可能性があります。服装は、原色のような目立つ色や特定のブランドのロゴなどが入ったものはふさわしくありません。メイクは女性の場合はナチュラルメイクで、男性の場合はスタジオで写真を撮影する場合は、メイクをした方が映えます。
全身写真を撮る場合は、身長に対する脚や腕の長さのバランスがはっきり分かるように撮影を行います。背筋を伸ばしてまっすぐの姿勢で、顔を正面に向け、首を不自然に傾けることなく、自然なポーズを取ります。身体のラインがはっきり分かるような服装をします。ワンピースを着る際には、後ろをピンで留めることにより、ウエストラインがはっきり出せます。背景はできれば白のすっきりしたものがおすすめです。基本的なルールはこの通りですが、目力を出そうと大きく目を見開いても不自然ですし、怖い顔になってしまうと逆効果になります。ポーズをきちんとしたいからと言って硬い感じになることや、身体のラインを出すために、自分に合わない服装をしても不自然さが見えてしまいます。役柄が決まっており、それに沿った服装を選ばなければならない場合を除き、できるだけ自然なポーズで、服装も自分の好みのものを着用するのが望ましいです。
オーディション用の写真は、ヘアメイクもとても重要です。ヘアメイクの仕方によって、印象も大きく変わってしまいます。女性の場合はナチュラルメイクが良いです。ナチュラルメイクとは、単なる薄化粧ではありません。ベースメイクで肌をきれいに見せることに重点をおき、欠点を隠し、ポイントメイクで自分の魅力をよりアピールできるようにします。ヘアスタイルも、基本的にナチュラルでありながら、自分らしさを表現できるスタイルにします。ストレートヘアや、軽く巻いたスタイルやアップスタイルにするのがおすすめです。つけまつげを付けたり、アイラインを濃く描きすぎてしまう人がいますが、自分らしさのアピールができず、審査の対象外になってしまいます。男性の場合も、メイクをした方が望ましいです。実際に芸能活動を行うようになれば、ほとんどの方が肌をきれいに見せられるよう、ナチュラルメイクを行っています。眉毛を少し描き足すだけでも印象は違ってきます。_しかし、オーディションの写真は自分らしさをアピールするためのものであるということを忘れてはいけません。本来の姿よりも良すぎても悪くても良くありません。ありのままを見て頂く必要がありますが、ヘアメイクは必要です。芸能人になれば、ノーメイクでカメラの前に立っている人はいません。最近は、目を大きくしたり顔を小顔にしたりと画像を修正してくれるサービスを行っている写真スタジオもありますが、それを行うことはマイナスイメージになります。オーディションに出かけた時に、写真と本人の印象が違いすぎると、修正した写真であることに気付かれてしまいます。審査員は、本来のその人の姿やこれからの可能性を見ています。多少欠点があったとしても、それが本来の自分らしさの表れた写真であれば、好印象になります。